若い運動選手の回復力は驚異的ではありますが…
猛練習で苦しい状況を乗り越えた経験は、絶対に実戦での助けとなります。
ですが、いたずらに負荷を重ねる練習
・・・(続きはこちら) 若い運動選手の回復力は驚異的ではありますが…
猛練習で苦しい状況を乗り越えた経験は、絶対に実戦での助けとなります。
ですが、いたずらに負荷を重ねる練習で選手がオーバーワークに陥っては意味がありません。
先日サッカーのゴールキーパーをしている中学生の運動選手の、人差し指のお怪我を診せていただきました。
強いシュートに指一本を弾かれて、手のひらに近い指関節を強く反らされての受傷「近位指節間関節過伸展損傷」でした。
負荷を受けたベクトルに沿っての靭帯部の痛みと内出血があるものの、骨折特有の激痛・手全体に及ぶような腫れはなく、靭帯の機能も温存されていたことより固定の実施と、連日の施術・微弱電流通電を受けることをご本人と親御様にご説明しました。
機能回復まで3週を想定しましたが、実際は10日で復帰。
練習は継続しながらも、指にかかる負荷を徹底して取り除き、継続して状態の管理をできたことで、最短での症状回復を導くことができました。
10代運動選手の回復力の速さに驚かされることも多いですが、反面適切な回復のための休暇を取ることができず、痛みがあるにも関わらず練習を休むことが許されず壊される事があるのも事実です。
旺盛な回復力がありながら、それを上回る負荷をかけ続け休むことが許されない状況を作っている。これは管理に当たっている大人の責任です。
今回の指の怪我はアクシデントですのでその範疇には入りませんが。
最近ではより効率的な練習を行い、選手の体調管理を実施しているクラブチームや学校の競技成績が、そうでないところを大きく凌ぐ例が多数見受けられるようになりました。
指導者の方は自身の成功体験にとらわれず、心身の耐久力がそれぞれ異なる若年選手の育成にあたり見識を広め、新しい考え方を取り入れていくことが、自分自身も含め絶対に必要であると考えています。
痛い辛いを隠させず、申告に対してどのように対応すべきか判断できるよう知識を深めていく。当院でもそれを継続しています。
名古屋市中川区東中島町5-139
はやかわ接骨院
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